ラケットワークから教えるのか、フットワークから教えるのか
こんにちわ。
羽々ジュニアの高橋です。
前回の記事「自分の頭で考えてもらうには・・・どうしましょう?」の続きです。
今回は「目を鍛える」練習についてです。
もう少し正確に言うと「見る目を鍛える練習」です。
動体視力を鍛える、とか目の性能を上げる話ではございません。
前回の記事で登場した三森ゆりか著『絵本で育てる情報分析力』をやられたことがある方はご理解頂けると思うのですが、「簡単な絵でもやり方がわかってないと大人でも出来ない」です。
実際、私も最初の「雪の絵」を見て分析しようとしましたが、何も出来なかったです。
(もっとも論文の訓練等を受けていたので、やり方を読んだときは「あー、そういうこと」という感じでしたが・・・何が言いたいかというと、大学生や事務職系社会人になると割と当たり前の能力だった、ということです。この辺りもバドミントン(スポーツ)をする価値の一端だと思います。)
話が脱線しました。
つまり、「見る目を鍛える練習」とは
・まずやり方を教えてあげて
・トライ&エラー
させてあげないといけないわけです。
ここでタイトルを少し絡めたいと思います。
バドミントンを始めた方にラケットワークを教えるのが先か、フットワークを教えるのが先か、という話を聞きますが・・・
「見る目」つまり「練習者本人の判断」が伴っていればどちらでも良い、と私は思います。
そして「練習者本人の判断」が伴わない練習は、「練習者本人が失敗や成功を繰り返して、その必要性が理解できる可能性があるとき」にさせるべきです。
例えば、ネット前で手投げノックでの打ち込み練習、とかですね。
型の重要性は私も理解できますが、これは練習者の判断が伴わないので後回しかな、と私は思います。
なので羽々ジュニアでは「シャトルリフティング」(1人遊び)や「ネット無しドライブ」(2人遊び)から入ることが多いです。
ヨネックスさんが動画でしてますね!
下の動画のようでも構いません。
・・・そう、つまり完全に公園でするバドミントンです(笑)
これを片方が上手い人がやれば、相手に合わせてレベルアップすることが出来ます。
コーチも大人も混ざってやり、
続くのが楽しい→ちょっと難しくしたくなる→球に変化が出る→フットワークやラケットワークが出てくる→ピエロ的な打ち方が出てくる
みたいな感じです。
自分よりレベルが低い相手とやる場合は「思いやり」が必要ですし、だんだん慣れてくるとどうすれば「いたずら」出来るのかも考えられます。
上級生にはそういうことも考えさせてます。
相手が変な球打っても意地でも拾ってコントロールして返してあげて!とか(笑)
その中で「目」や「判断」が鍛えられます。
また、4人組5人組になって球回しするなどもします。
こちらはシャトルを2個使う時もあります。
中国代表かインドネシア代表がアップでしてる昔あったのですが、見つけられませんでした。見つけた方、教えてください。
・・・と思いましたが、またまたヨネックスさんがしてくれてました!
5人組の場合やシャトル2個だと「どういう順番で打ったら上手く続くか?」などもチームで話し合わせると楽しい練習になります。
記事「そのフットワーク要りますか??」でご紹介したバドミントンの歴史に沿って指導すると必要なことが練習者本人に自然と解り、練習者の判断が伴わない練習も真面目に取り組むのではないか、と考えています。
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絵の情報分析で論理力を鍛え、目を鍛えて情報収集できるところまでくれば、定石や公式の理解及び使い分けも出来ると思います。
定石や公式は無数にあるので、それはまた別の機会にご紹介したいな、と思います。
それでは、また☆
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