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あるある探検隊(段階的な習得しなかった場合)

こんにちわ。

羽々ジュニアの高橋です。


今回の記事は文字数が多いです。

申し訳ありません。

読了時間7分位とシステムが表示しています。

宜しくお願いいたします。


で、書いたことを、もう少し具体的に、詳しく書いていきたいと思います。


ジュニアに限らず、社会人初心者でもこんな方いらっしゃいませんか??


脳内であるある探検隊のBGMでも流しながら、さらっとお読みください・・・


いくでー!西川君!


・当てに行って、叱られる♪

(オーバーヘッドストロークを当てに行く)


・リアクショントランで叱られる♪

(ノック練習等でリアクションステップやパワーポジションを取らない)


・クロスに打って、サイドアウト♪

(狙いすぎってやつですね)


・カウンター貰っても、取れません~♪

(クロスに一か八か打ったりするやつですね)


・ヘアピン、高いとこで取りましょう♪

(いつも高い所で取れればいいですね。)


・頭の上でヘアピンよ♪

(ジュニア低学年選手)


・腰が高くて、動けません♪

(頭が凸凹してしまうフットワークですね)


・足付く前にロブ打ちます♪

(前に落とされた時、大変ですもんね~汗)

・ストレートロブが打てません♪

(バック前でクロスにしか打てない人、居ますよね。本人に自覚が無い場合が多いですが)


・人差し指と中指で握ります♪

(ラケットの握り方です。この方が力が入る感じがするんでしょうね)


・ドロップ/カットのショートリターンが出来ません~♪

(ヘアピン高いとこ、と、腰高いフットワーク、の複合技ですね)


----ここまで、2021/3/15----


・・・すいません、やってみて思いましたが、めちゃくちゃ読みづらいですね。 申し訳ないです。 他の具体例を思いついたら追記していきたいと思います。


私が思うに、この具体例になってしまった方々は、いきなり「打ち勝つ」練習から始めた方々だと思います。

「打ち勝つ」練習というのは、文字通りの意味より広く私は使っておりまして、

「ネットとコートを使った練習」も含みます。


で、記載しましたが、現在の高さと広さのネットとコートが登場するのは、歴史から見ると第4段階なんですね。言うなればレベル4です。

レベル1等をすっ飛ばしてレベル4の練習を始めると「あるある探検隊」になると考えています。


対比しながら、考察したいと思います。


1.ネットについて

まず、ネットがあるとどうなるか、ということから考えます。


①ネットは邪魔者であり、味方です。

ネットは邪魔者でもあり、味方でもあります。


・邪魔者

「オーバーヘッドストロークを当てに行く」が発生します。

ただでさえ、ラケットがシャトルに当たらないのに、ネットに引っかけたくないですもんね。

そりゃ当てに行きますよね。


・味方

味方もしてくれますよね。ネットの上からしかシャトルが来ません。

だから、皆さん、余裕があると思っています。

「来ると思っていない」

「腰が高いフットワーク」

が完成します。


(余談ですが・・・ネットを巻き上げて、ネットの下で、ドライブの打ち合いしてみましょう。良い練習になりますよ。レベル高めですが。)


②ネットもラケットも無かったら?

対比として、ネットもラケットも無い状態を考えてみます。


・ボール投げ

野球選手は「当てに行く」ようなスイングをしてる人は居ないですよね??


・ドッチボールでボールをキャッチする時

どんな球が来ても良いように、足を開いたり、カッと目を見開いて情報収集を頑張ったり、取る意志を出していますよね?


(これも余談ですが、私は子供たちにドッチボールは逃げれるけれど、バドミントンは自分から当たりに行って全てキャッチするようなスポーツだよ、って伝えてます。)


③ネット+打ち勝つ

邪魔者を味方につけるための技術を教えたくなっちゃいますよね?

基本的には小学生低学年の「あるある探検隊」です。

・クリアを打てない打ち方しているのに、ドロップ/カット

・頭の上でヘアピン

・真下にスイング出来なくなる(自分の身長より上からしか、シャトルが来ないから)

・ダブルスのレシーブ系の動きが出ない(同上)



2.コートについて

まず、コートってどんな意味があるか、考えてみましょう。


①コートが「無い」、且つ、「打ち勝つ」ルール

これは成立しませんよね?

明後日の方向や真下に打てば絶対勝てます。

このことから私は「コートの広さは行き過ぎた『いじわる』の防止」だと思います。


②コートが「無い」、且つ、「続ける」ルール

羽々ジュニアでは、よくこの練習をします。

「思いやりといじわる」と呼んでいます。

TAGOKENさんの「コートを狭く考える」と似た哲学があると思います。


遠くに飛ばす必要は最初はありません。

もっと言えば、レベルが低いうちは遠くに飛ばしたら続かないので、飛ばしたら「いけない」のです。

クロスの角度も同様です。レベルが低いうちは角度を付け過ぎたら、続かないので角度を付けては「いけない」のです。

ヘアピンの打点なども一緒です。高い所でラケットを立ててシャトルに当てたら、落ちるタイミングが早く、浮かないので落ちる時間も早いです。従って、相手のレベルが未だ低い時や「自分」や「相手」の態勢が崩れている時は、下で取ってあげて、浮かして時間を作ってあげる、ということが必要になります。


③コートが「有る」、且つ、「打ち勝つ」ルール

①と②の逆ですね。

いきなり遠くに飛ばしたがる=ラケットを振る

相手の時間を消したがる=高い所でヘアピンをしたがる

相手も自分の時間を消してくるので、忙しい=足をつかずにロブを打つ

等、が起きてきます。

これは全て「思いやり」と「いじわる」の間がわかっていないから、起きる現象だと思っています。

「相手がこれくらいなら追い付ける/追い付けない」、という感覚があれば「ロブを飛ばし過ぎてバックアウト」みたいなことは、起きないか、起きても調整出来ていくはず。

と考えています。


一応、「思いやり」と「いじわる」の効能を纏めておきます。


・ラケットを振るか

ラケットはあまり振りません。振るとシャトルがどっかに飛んでいきます。

相手の所に飛んで行ってくれません。

狙ったところにシャトルを飛ばすラケットワークを、(なるべく)自然と身につけて行きます。


・クロスの角度

急すぎることはありません。急すぎると相手が取れなくてつまらないですから・・・

段々調整していくはずです。


・ヘアピン

高い所でも打ちますし、低い所でも打ちます。

時間を作って、自分の態勢を立て直すことも学べます。

少なくとも、この練習の中では、頭の上でヘアピンを打つ低学年選手は居なくなります。


・初動

ネットがないので、低い球も取りに行きます。

同様に、低いドライブみたいな球も飛んできます。

気を張ること、腰の低いフットワークの必要性が理解できます。


3人でやったり、4人でやったり、2人でも違うやり方をすると色々な効能があると思いますので、ぜひ試してみてください♪


参考動画が張り付いている記事



まとめ

対比しながら考察してみました。

何と何を対比したのでしょう?

1つはレベル4ですよね。

もう1つは・・・

レベル2(2人遊び、打ち続けたい)です。

一部、レベル0を記載してますが(ボール投げ、ドッチボール)。


強調しておきます。レベル2です!

レベル1をラケットを使った1人遊びだとすれば、シャトルリフティング等だと思います。


そもそも、皆さん自身や皆さんのお子さんはレベル0出来てますか??


泡沫指導者(私)の危惧なので、気にしなくても良いかもしれませんが、ことジュニア界にだけ目を向ければ、


・友達と遊ぶ場所がない(遊ぶ機会の減少)

・共働きの増加=危ないから遊びに行くな、自分より運動能力が高い者と接する機会の減少(遊ぶ機会の減少)

・習い事増加(遊ぶ機会の減少)

・なんでも習い事化(スクール化。無償参加→遊ぶ機会の購入)


のようなことが言われています。

(小俣よしのぶさん:ツイッターアカウント@OMATA89203634 がおっしゃっている「3つの間」の減少ですね)


これに

・勝利至上主義


が絡むと、ますますレベル4の練習が幅を利かす事態となるのではないでしょうか??


必要な運動体験を持った子は、レベル1や2の練習から入って問題ないと思いますが・・・

そういう子は上記のような理由で減ってくると思います。


クラブが「遊び場」を確保していかなければならない時代になっているかもしれません。


また強化の面でも実は心配です。

今までは「淘汰選抜」方式でも強い子が育ってきていました。

しかし、これから日本は今以上に少子化が進みます。



2019年の出生数、過去最少とあります。

どんどん生まれる子供の数が減っている、ということですね。

また、このデータは未来予測にもなっています。

産める人の数が減っているので、未来に生まれる人の数はもっと減るだろうと予測できます。

つまり、向こう20年~40年くらいは出生「率」を改善しても「焼け石に水」の状態になるかもしれません。


淘汰選抜で強い子の母数を確保していけるでしょうか??



育成が中心のクラブ、全国優勝を目指すクラブ、色々あって良いと思いますが、構造として偏重にならないように気を付けたいところですね。


非常に長く、まとまりがない文章、最後までお読み頂いてありがとうございました。


それでは、また☆




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