シャトルの特性 2023年度アップデート版
こんにちわ! 羽々Jr.の高橋です。
ブログのアクセス解析見てたら、2019年の記事「シャトルの特性」が読まれているようなので、今の自分の知識でアップデートしておきたいと思います。
2019年の記事にインラインしていきたいと思います。
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・シャトルはなぜ失速するか?
ラケットに当たった瞬間、シャトルは潰れます。その後、元の形に戻ります。
シャトルのスリット部から空気が入り、羽の向きに従って回転し始めます。
回転が掛かると遠心力で羽が開きます。
なのでパラシュートが開いたようになります。なので失速します。
・スマッシュとカット、落ちる時間が「早い」のはどちらですか??
シャトルは一度上に上がらない限り、落ちる時間は一緒です。
従って、「斜めに力強く打ち出すスマッシュ」と「その場で手からポトンと落としたシャトル」の飛行時間は一緒です。
カットも上に打ち出さなければ、同じ時間で落ちます。
これは手で実験した場合です。
ラケットで打ち出した場合、羽が潰れている間は空気抵抗が少なくなります。
羽が広がった時に生まれるパラシュートのような効果が生まれません。
従って、潰れている時間が長いほど、早く落ちます。
(打った瞬間にシャトルが壊れて、とんでもないスピードで飛ぶの見たことないですかね?)
・シャトルはどっちに回りますか?
シャトルは進行方向に対して、反時計回りに回ります。
右利きのフォアカットは、順回転になります。
右利きのリバースカットは、一度逆回転になります。その後、順回転に復元します。
復元中に瞬間的に無回転になりますので、失速の仕方がフォアカットと違います。
簡単に言うと、速く感じます。
順回転、逆回転になるかは、シャトルが縦になっている状態で打つ、ということを頭に入れて考えないと勘違いします。
私もしました(笑)
右利きのリバースカットで、シャトルを潰しながら打てればこうなります。
順回転になるとフライトが安定するので、むしろ加速してるように見えます。
・左利きの場合はどうなりますか?
右利きの逆になります。
なので、感覚が変わるので、対戦する時は注意しましょう。
逆に自分がプレーヤーの時はシャトルの落ち方をしっかり覚えておきましょう。
左利きのカットはこうなります。
・シャトルを真直ぐ打つとどうなりますか??
打った打点より少し浮きます。シャトルはコルクから飛んでいきますので、打つと縦になっていたシャトルが横向きに1/4回転します。なので、少し浮きます。ドライブやショートサーブを打つ時、あるいはアタックロブを打つ時に必要なイメージですので覚えておきましょう。
↑原理で言うと、シャトルは「ターンオーバー」します。
コルクと羽ではコルクが重いので、落ちていくときはコルクが下、飛んでいくときもコルクが先になります。
上述の文章は、ドライブやダブルスのショートサーブ等が想像しやすいです。
ターンオーバーするシャトルの動きをイメージ出来るようになると、レベルが一段階上がります。
・シャトルはターンオーバーするから、セカンドタッチが起きる
バドミントンでは、シャトルを
①コルクだけ打つ時
②コルクを打ち、シャトルがターンオーバーし、羽にラケットが当たる(セカンドタッチ)
③コルクと羽を同時に打つ時
の3パターンが主にあります。
これらを整理すると技術力向上に繋がります。
例えば、前述のダブルスのショートサーブ。セカンドタッチが起きて安定しない人が多くいます。(私もそうでした。)トップ選手はコルクを自分側に向けて、セットしていますよね?
またスピンネットもコルクにだけスピンをかけるのか、羽にもかけたいのか、によって打点も変わってきます。
・1本目のヘアピンが②か③で、その後が①
・コルクに当てて、ターンオーバー且つスピン
・下向きのコルクをターンオーバー
・②か③でのクロスネット(フライトを安定させるイメージを持って、ラケットを動かしましょう。「シャトルの動き(結果)を先取りする」
・台湾のタイ選手のドロップ。ターンオーバーのさせ方が天才的(縦方向)
動画は過去に作って、引用元の大会等も抑えるの忘れてしまったので、都合により削除する可能性がございますので、ご了承ください。
図などが無く、わかりづらいですが、まとめるとこんな感じです(笑)
それではまた☆
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