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そりゃちょっと無理ゲーでしょ

こんにちわ。

羽々ジュニアの高橋です。


今回は他スポーツで当たり前のことがバドミントンでは当たり前じゃないということを考えてみたいと思います。


先日、アメリカ在住でスポーツ記者をされている谷口輝世子さん(ツイッターアカウント:@zankatei)のズーム講演会に参加しました。 (著書の『なぜ、子どものスポーツを見ていると力が入るのか』、お薦めです。動画もフットボールファミリーユナイテッドさんのYoutubeで観れますので、宜しかったらどうぞ。footballfamilyunited TV - YouTube


その中で、米アイスホッケー協会が「子供用の試合スペースを小さくする」「試合人数を少なくする」取り組みをした、というお話がありました。

端的に言うと、パック(アイスホッケーの球)を1人の選手が触るであるとかを数字(エビデンス)を示し、反対する人を納得させていったそうです。

一方で反対する人達は「大人になった時に身につけておかねばならない技術が身につかない!」等の反対をしていた、とか。

それをエビデンスや、あるいは大人に凄く広い試合スペースで試合してもらう=子供の身体と大人用の試合スペースの比率を大人に体感させる、というようなことで納得させたようです。


こういった話は日本のバドミントン界であまりされてないなー、と個人的には思います。 話は変わりますが、私は格闘技も好きで(にわかですが)、たまにYoutubeを観ております。 その中でこんな動画を観つけました。 総合格闘技の一流選手、朝倉未来選手と朝倉海選手がバドミントンをしている動画です。

格闘技興味ない方もご覧ください。



・・・ネットが高い!!w これはこれで非常に楽しそうですね(笑)

歴史的に見てもネットが高くて8人制や4人制のバドミントンみたいなスポーツがあったようです。 (『バドミントンの歴史に学ぶ』阿部一佳・渡辺雅弘著 P12)

しかし、皆さん運動能力が高いです!

さすが朝倉兄弟。


この記事の趣旨に戻します。

動画は、丁度、子供が正規のバドミントンネットの高さでプレーしているのと似たような状況だと思います。


例えばですが・・・

この状態でプッシュをコンパクトに打つって出来るでしょうか??

バレーボールのスパイクみたいな打ち方すれば打てるかもしれませんが・・・

大人でもめちゃくちゃ難しいですよね。


それなのに子供たちは「コンパクトにプッシュしろ!」なんて言われてしまいます。

子供にとってラケットは長くて重いので、コンパクトに振ること自体が難しいと思います。


違うケースだと、コートの奥までロブ上げて、それを3歩で取りに行かせるとか・・・

たまにそういう無理難題を子供に言っている方を見かけます。



サッカーやバスケを見てもボールの大きさやゴールの高さが大人用と違うスポーツはあります。

テニスには小さいラケットや幼児用のボールを作ってゲームさせることにより、ラケットワークが飛躍的に上がった、という話を友人から聞きました。


なぜバドミントンは大人用で子供たちがプレーしているのでしょう・・・ (たぶん、作ってもペイできる市場がない、とかなのでしょうが・・・)


と、言うわけでジュニア、特に幼児~低学年を指導していく上で、正規のコート/ネット、あるいはラケット、シャトルに囚われる必要はないのでは?と私は考えています。


まずはバドミントンという競技に囚われず、バドミントンを通してどういう能力が伸びるように育ててあげるのか?

そういう指導が出来るといいなと思います。


それでは、また☆



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