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中学生に渡すもの その1 学力を上げよう

こんにちわ。

羽々ジュニアの高橋です。


羽々ジュニアでは中学生になったら必ず渡しているブログのコピーがあります。


それがこちら↓


内田樹『学ぶ力』


内田樹『指折り待ってた夏休み』


内田樹『仕事力について』


「学力を上げるには、どうしたら良いのか?」 「あなたの振る舞い賢い消費者的な態度なのではないか?」


というようなことを、中学生のバドミントンに対する態度は勿論、勉強や他の物事に対しても、折に触れて問いかけられるように、このブログを配って読んでもらっています。


少し話が変わりますが・・・


私は試合後の「お願いします」撲滅運動というのを、最近まで考えていました。

選手本人が聞きたくもないのに、監督やコーチ、保護者から言われてアドバイスを聞きに来る。対戦した大人や対戦相手のコーチはアドバイスをするが、相手は聞いてない。

そのような状態が多いと感じていたからです。


私が行っていた「撲滅運動」は逆質問でした。

とりあえず、相手の感想を聞く。

そこからアドバイスをする。

という感じ。


しかし、私がしていた「逆質問」→「アドバイス」という流れは「賢い消費者」的態度を指導者が取っているようなものだな、と最近気づきました。

どういうことかと言うと「答えを言ってしまっている」のですね。

良くある例ですが、「もっとラケットを立てて、高い位置でヘアピンを打てれば良かったね」とアドバイスしたとします。

これを言われた選手は何を考えるでしょう?

「そうだな、それをやってみよう」

「えー、そんなの無理だよ。(フットワークが間に合わない、とか)」

ですかね?


コーチ3で習いましたが、質問には

・「はい」「いいえ」で答えられるクローズクエスチョン

・自由に回答できるオープンクエスチョン

があります。


「もっとラケットを立てて、高い位置でヘアピンを打てれば良かったね」という「答えを言う」系のアドバイスは、選手の内部でクローズクエスチョンのような思考を巡らせます。


・・・「学力」が上がらない感じがしませんか??

「学力」の第一条件は「学びたい!」と思う心です。

指導者は選手のそれを誘発出来るように、常に考えないといけないと思います。


試合に勝たせたいから「答え」を言う。

確かに近道です。

が、やはりそれは「賢い消費者」的な態度と言えるでしょう。


そういうわけで、最近は「お願いします」大歓迎です。

どうやったら選手の好奇心を刺激できるのか、いつも考えています。

・・・たまに失敗しますが。


「お願いします」という文化。

上手に使っていきたいですね。


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