移籍したい、移籍させたくない
こんにちわ。
羽々ジュニアの高橋です。
先日、長野県の素晴らしいコーチ、斎藤さんのお友達、バドミントン経験者で塾経営の鈴木さん(ツイッターアカウント:@29bad29)のzoomミーティングに参加しました。
鈴木さんはご自身で塾を経営されており(そこだけ取っても凄いと思います・・・)、知識も豊富、情熱もある、という凄い方でした。
ぜひ機会があれば皆さんもzoomミーティング覗いてみてください。
さて、本日の記事の内容です。
先日のzoomミーティングの後話の中で出たので、私の考えを書いてみたいと思います。
理想から行きます。
◆理想
・選手は移籍したければ移籍してよい。
・出戻りもOK。
・むしろ、競技間、あるいは文化系と行き来したって良い。
この思想は小俣よしのぶさん(ツイッターアカウント:@OMATA89203634)
という方から多分に影響を受けています。(というか、ほぼそのまんま?)
で、この理想をやっていくためには条件があると思います。
◆条件
・各地域に各カテゴリー/レベルに対応したクラブがある
・各クラブが「理念」を公開していて、選ぶ側が選べる状況にある。
・各クラブの代表者たちが「子供の移籍は子供の自由」ということを共有している
・「ルール」違反に介入する/できる第3者がいる
この辺りの条件もフットボールファミリーユナイテッドさん主催の
先日、アメリカ在住でスポーツ記者をされている谷口輝世子さん(ツイッターアカウント:@zankatei)のズーム講演会を聞いて考えたことです。
)
でも、現状は皆さんご理解の通り、こんな感じなんでしょうね。
◆現状
・クラブ間の移籍は認められてない
・種目間の異動は認められてない。(「一つの道を極めるのが良い」的な思想)
・「遊び」分野にも行けない(「3日間休んだら取り戻すのに1週間かかる」的な思想)
種目間は「兼任」は多いですが、完全な異動や出戻り(例えば、シーズン制)みたいなことは、あまり見かけないかな、という印象です。
◆私見
理想の状態になるためには2つの方向性があると思っています。
・第3者が介入してしまう(協会や公的機関等)
・各クラブの指導者が「移籍OK」「理念」を公開し、「ルール」違反のクラブは徐々に淘汰されていく。
公認指導者講習会等に参加して感じることですが、どちらも何となく始まっていると思います。
が、「現状、今、困っている」人には何にも助けにならないですね・・・。
◆羽々ジュニアの場合
指導者として移籍されて一番困ることは何でしょう?
・図にあるように、お手本やスパー相手としてクラブに居てほしいのにいなくなってしまうこと
・強い選手が居なくなることにより、クラブの力(=指導者の力)が落ちたように感じること
この辺りでしょうか?
当然、私も感じます。(人間だもの)
でも、指導年数を経たり、本や講習会などで知識が増えるにつれ、「少し」になってきました。
中村聡宏著『スポーツマンシップバイブル』という本に「尊重」という概念が出てくるのですが、これについて考えることで腑に落ちた感じがします。
具体的な取り組みとしては、
・クラブとして出来ること、出来ないことの提示
・選手にして欲しいこと、して欲しくないことの提示
・して欲しいこと、して欲しくないことにどのような意味があるのか、を提示
・選手の要望やコーチとしてあげたいけど、出来ないことに対し、ここなら出来るよ、と違う環境を提示(うちの場合は社会人クラブや高校の練習)
といった感じになります。
移籍すると、良く「恩や感謝を忘れて」と言われます。
私見ですが「恩や感謝は感じるもので、あって強制で感じさせるものではない」です。
また、手伝いに来ないからと言って、その選手が恩や感謝を忘れてるわけでもないしょう。
次のステージで頑張っているからこそ、手伝いに来れないのかもしれません。
よく言われるのが「保護者の方、問題」です。
その点の解決策(当然、解決しない場合もありますが)、やはり「提示」です。
条件が合わなかったら、離れるしかありません。
逆に指導者やクラブ側に問題があるとお困りの保護者の方、理念や具体的に可能な行動の「提示」を求めると良いかもしれません。
やはり、条件が合わなかったら、離れるしかありません。
最後、身もふたもない着地で申し訳ないですが(笑)
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私は社会人経験が3か所の土地(国内)、転職が1回、海外相手の営業が1回あります。
日本は終身雇用制が崩れた、という話もよく聞きます。
これから離れたりくっついたりするのが当たりまえの時代になるんじゃないでしょうか? (というか、既になっている。)
そこでやはり大事になるのが「理念や条件の提示」です。
その折り合いがつかなくても「人格」が否定されたわけではありません。
離れたりくっついたりする練習、がまず大人から必要なんではないか、と思います。
それでは、また☆
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